前回の自衛隊の思い出の記事では、入隊式までのことにいつて書きました。

今回は、入隊式後すぐに始まる前期教育での体験談を2回に分けて書いていこうと思います。
服装点検がとても厳しい
自衛隊では、身だしなみのチェックがとても厳しいです。
服装はもちろんのこと、爪や髪の毛、ひげの剃り残しまで細かく見られます。
この身だしなみのチェックですが、私のいた部隊では、毎朝点呼のときに点検されてました。
ちなみに点呼というものは朝6時、夜10時30分に教育隊の人員が全員1ヶ所に集まって、健康状態などを報告することです。
皆、教官から指導を貰わないために、身だしなみには細心の注意を払っていました。
しかし、教官は容赦なく指導してきます。
迷彩服のわずかなシワや、ひげの少しの剃り残しなど、細かいとこまで指導してくるのです。
指導を貰うと、全員で腕立て伏せが始まります。
これが地獄でした。
なぜかと言いますと、「全員の迷彩服のシワの数だけ腕立て伏せ」とか「ひげの剃り残しの本数だけ腕立て伏せ」など、めちゃくちゃな数の腕立て伏せを喰らうからです。
でもこのおかげで自衛隊を辞めた今でも、身だしなみを常に気にする習慣が身に付きました。
色々な役職が回ってくる取締り係がきつい
自衛隊の教育隊では、1週間交代で色々な役職が回ってきます。
教育隊を取りまとめる取締り係、班の状態をまとめる内務係、教育隊の旗を管理する旗手がありました。
この中で、特に取締り係という役職がとても大変です。
取締り係の仕事をまとめますと、
・1日の訓練内容や動きを各班の内務係へ伝える。
・訓練場などへ移動するとき、引率する。
・点呼の時、教育隊の人員や健康状態を教官へ報告する。
・集合時間などの変更が合った場合、速やかに各班の内務係へ伝える。
このように、ただでさえ忙しいのに取締り係に就くと、本当に忙しくなります。
私も、取締り係に1度就きましたが集合時間が変更されたことをうまく伝えれず、教官から腕立て伏せという指導を貰ってしまったことがあります。
自分のミスで教育隊全員が指導されることになるので、本当に取締りは嫌です。
皆、取締り係になる日が近づいてくると「取締り係になりたくねー」と嘆いてました笑。
取締り係につくことで、責任の重さを経験することができました。
まとめ
1つの小さなミスでも教官から指導され、腕立て伏せをするはめになります。
ですので、「同じミスをしないようにする」能力が身に付いたと思います。
本当に自衛隊で学んだことは多いです。
次回は主に射撃訓練のことについて書いていこうと考えています。
最後までご覧になっていただきありがとうございました。
では失礼します。
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